19番札所 霊麀(ゆう)山 行願寺(革堂:こうどう)

京阪本線「神宮丸太町駅」より府道187号を西へ進みます。
鴨川を渡り、ずんずん行くと京都御苑が見えてきます。京都御苑との境の「寺町通り」に差し掛かりますので、そこを左折(南へ)するとすぐに行願寺の山門に至ります。

行円上人によって一条小川にあった「一条北辺堂跡地」に堂を復興して行願寺と名付けたものです。

行円上人は仏門に入る前は猟師でしたが、ある時山で身ごもった鹿を射とめてしまったことを悔いて仏門に入り、常にその皮をまとって鹿を憐れんでいたところ、人々から皮聖(かわのひじり)と呼ばれるようになり、行願寺も革堂と呼ばれるようになっていったそうです。

境内はそんなに広くはありませんが、本堂のほか、愛染堂や寿老神堂などがあります。

本堂
京都市指定有形文化財

ご詠歌
花を見ていまは望みも革堂の 庭の千草(ちぐさ)も盛りなるらん

愛染堂

寿老神堂
ちなみにこの寿老神堂は「都七福神」の七福神めぐりの巡礼札所です。

百体地蔵尊

鐘楼

七福神像

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