くまねこだん みっしょん10 「謎の川底トンネルを調査せよ(安治川隧道:大阪市)」

ほほぅ・・・川底のトンネルね・・・。

場所は此花区と港区の境か。
となるとこの川は安治川ということになるな。

説明しよう!
安治川は旧淀川を構成する三本の川の一番下流に位置する川だ!
ちなみに旧淀川は淀川の毛馬水門から南に分岐する元々の淀川本流で、上流側から「大川」「堂島川」「安治川」と名前を変えながら海に流れ込んでいるぞ!
日本三大祭の一つとして有名な「天神祭」の神事の一つ「船渡御」は大川で行われるぞ!

というわけで此花区の西九条駅にやってきた。
ここは阪神電鉄でもJR環状線でも来れる駅で、JRではここからユニバーサルスタジオジャパンに行く「ゆめ咲線」が出ていることでも有名だな。

駅から安治川方面(南方面)に伸びている道路を少し進むと丁字路に突き当たるのだが、そこの信号付近にこのような建物がある。
これが謎の川底トンネルに降りるためのエレベーターが設置されている建物だ。
作られた当初は自動車も通れたらしい。
今は人と自転車だけだけれども。

エレベータ横には大阪市よりの利用にあたっての注意事項が書かれている。
・エレベーターの運行は朝6時から夜24時まで。
・利用者が自分でボタン操作する
・ただし、朝夕の混雑時のみ運行整理員が操作する。

ということは夜中は渡れないかというとそういうわけでない。

このように階段が設置されており、こちらは終日利用可能になっている。
注意書きに「自転車利用は非常に危険ですのでご遠慮願います。」とあるので歩行者だけでなく自転車担いで降りる人もいるのか?さすが大阪。

てなわけでエレベータで下に降りてみよう。

エレベータ自体は普通のエレベータなので操作に困るってことはないと思う。
エレベータから降りると少しだけ広いスペースが設けられているが、これは乗り降りする人がすれ違えるように作られているのだろう。

そこを超えるとこのように細い通路があるのみだ。

左側通行で一列になって進む。

この日は真夏日で外は30度超えのつらい温度だったがトンネル内は大変涼しく快適だった。

通路先には西区側のエレベータがある。

こちらが西区側。(右側にある大きな出入り口がもう使われていない車用のエレベータだ)

安治川
この下を通ってきたんだなぁ。

渡しがあった名残(西区側の交差点名)

説明しよう!
謎の川底トンネルは正式には「安治川隧道(ずいどう)」と呼ばれている日本初の沈埋(ちんまい)式トンネルだ!
昭和10年に着工し19年に完成したぞ!

今回もくまねこだん(団員1名)の活躍により任務は達成された!
だがまだまだ色々なミッションが彼らを待ち受けているぞ!
行け行けぼくらのくまねこだん!
がんばれぼくらのくまねこだん!

くまねこだん みっしょん10
「謎の川底トンネルを調査せよ(安治川隧道:大阪市)」
Mission complete