12番札所 岩間山 正法寺(岩間寺:滋賀県)
今回は12番正法寺、通称岩間寺です。
前回(11年前)の訪問では京阪バスで最寄りの停留所「中千町」まで行き、そこから徒歩でお参りしたのですが、岩間山を登るということもあり、大変つらかった記憶があります。
(ちなみに毎月17日の縁日にはシャトルバスが運行されており、山登りの必要はありません。)
前回の訪問から11年たち、現在は「カーシェアリング」という大変便利なものがありますので、今回はそれを利用し、車でお寺まで行こうと思います。
というわけで、JR大阪より新快速で京都を超え、石山駅までやってまいりました。
ここから予約を入れた車のある駐車場まで歩きます。
このカーシェアは大体駅の近くに駐車場があるので楽ですなぁ。
車を借り出し、20分ほど走らせると正法寺の駐車場に到着です。
正法寺は岩間山の中腹にあるため通称「岩間寺」と呼ばれています。
所謂山門(仁王門)というものは存在せず、駐車場から灯籠が並ぶ坂道を進み寺領に入ります。
ほどなく駐車場に隣接するように建てられている信徒会館の横に、観音像と仏足石が見えてきます。
この仏足石の下に、ぼけ封じ観音の十寺の砂が埋めてあるとのこと。この石に乗り、お祈りすることで全寺にお参りしたのと同じ功徳を得られるらしいです。
お手軽ですなぁ・・・。
さらに坂道を進むと今度は左手に「白姫龍神」があります。
女性がこの神を崇めると美女になるらしい。
ちょうど「白姫龍神」の反対側にいらっしゃる仁王様
ここが一応山門ってことになるのかしら?
大師堂
稲妻龍神社
この正法寺は先ほどでてきた「ぼけ封じ」のほか、「雷除けのお寺」としても有名です。
落雷の多いことに困った泰澄大師が雷様を法力で封じ、落ちる理由を聞いたところ、泰澄大師の弟子になりたいから落ちるのだと言われ、弟子にする代わりに正法寺参詣者には、雷の災いを及ぼさないことを約束させた・・・。
ってことらしいです。ふむふむ。
不動堂
本堂
ご詠歌:みなかみはいずくなるらん岩間寺岸うつ波は松風の音
この本堂に安置されている本尊は千手観音像であり、本尊は毎夜本堂を出て、百三十六地獄を駆け巡り、そこで苦しむ人々を救済し、朝になる頃にお帰りになるがその時には汗びっしょりになっているといわれており、「汗かき観音」の別名があるとのこと。
護法龍王拝殿
夫婦桂
雷神霊泉
先ほど出てきた泰澄大師の弟子となった雷神が爪で掘った井戸とのこと。
目の前には池もあります。
次回 13番札所 石光山 石山寺(滋賀県)
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