26番札所 法華山 一乗寺(兵庫県)
今回は26番札所の法華山 一乗寺です。
お寺は兵庫県の加西市にありますが、お隣の姫路駅前からバスが出ており、お寺のすぐ前までバスで来れます。
というわけで、やって来ました姫路。
白鷺城も美しいですなぁ。
お城に行きたくなるのをぐっとこらえて、バス停へ。
71番の社行きに乗車し、法華山一乗寺バス停まで。
(74番のセントラルパークも魅力だけど)
バスを降りるともう本当にすぐ前が一乗寺です。
山門はなく、境内に入ると拝観料(入山料)を納めるところがあり、その奥はすぐに本堂に続く階段になっています。
(山門はちょっと離れたところにあります。)
階段は途中でいくつかに区切られていて、これが常行堂になります。
嘉吉の乱で焼失して1533年に再建されましたが、再び焼失し、1868年に再建されたそうです。
常行堂からさらに登っていくとすぐに三重塔に到着します。
この三重塔は1171年に建てられたもので国宝に指定されています。
一番下の屋根の部分と一番上の部分の大きさが違うことによって安定性を保っているそうです。
ま、重心が低いほうが安定しますものね。
そして三重塔からさらに上がっていくとやっと金堂(本堂)に到着です。
ご詠歌:春は花 夏は橘 秋は菊 いつも妙なる 法の華山
金堂のお隣には鐘楼が建てられています。
金堂から見た三重塔
金堂から見た鐘楼
金堂の裏側にはいくつかのお堂があります。
一番金堂に近い所に建っているのが護法堂
少し離れたところに妙見堂
そのすぐお隣にある弁天堂
そして一番奥に行者堂と続いています。
さらに奥に行くと奥の院があります。
賽の河原・・・
恐る恐る進んでいきます。(恐れることは何もないんだけど雰囲気がね・・・。)
山の中を進んでいくと建物が見えてきました。
開山堂
写真の左手にある柵を自分で開け閉めして賽の河原へ進んでいきます。
この先に賽の河原があるんですが、写真を撮ってもいいものかどうか分からなかったので、ここでは文章だけにします。
小川の脇にほんの少し開けた場所があり、ちいさなお地蔵様がいくつか安置されているその前に、たくさんの石が転がっています。その石は積まれているものもあり、「賽の河原」と言う名前を嫌でも思い出させます。
賽の河原を後にし、元来た道と違う道を進むと放生池があります。
真ん中には弁天社があります。
放生池の先に少し新しい感じのお堂があります。これが太子堂です。
で、この太子堂からすぐ近くにすごく気になる場所があり、行っていいものかどうか分からなかったのですが、規制されているわけでもなかったので行ってみることにしました。
それがこちらです。
鳥居が連なっていてその先に階段が見えます。朱の鳥居というと稲荷社かなぁとも思うのですが、あまりにも寂れた雰囲気がします。
もう少し進むと、下草も刈られず、明らかにもう人の手が入っていないことがわかる道の向こうに何かの建物があります。
足元に注意しながらゆっくりと進む事にします。
小さな祠がありました。
扁額には「見子大神」みこおおかみ?けんしおおかみ?みしおおかみ?あまり聞いたことのない号です。その場でネット検索してみたのですが詳細は分からず・・・。
縁側に半ば崩れた感じで置かれている板に「正一位 見子大明神」と書かれているのですが・・・。
何もわからないまま元の道を戻って最初の階段下に帰ってきます。
最後、謎が残りましたが公共交通機関で楽にお参りできますので、皆さんも一度行かれてみてはいかがでしょうか?
次回 27番札所 書写山 圓教寺(兵庫県)
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