24番札所 紫雲山 中山寺(兵庫県)

この中山寺は兵庫県宝塚にあるお寺で、安産の観音さまとして関西では有名です。
聖徳太子が創建した日本最初の観音霊場です。

最寄り駅は阪急電鉄宝塚線の中山観音駅です。大阪梅田駅からなら急行で約30分です。(宝塚線は特急というものはなく、通勤特急はありますがこの中山観音駅までは来ません。)

駅から中山寺まではすぐで、目の前と言っても過言ではありません。
また道標もあり、迷うことはありません。

到着すると、まずこの山門が出迎えてくれます。

門の1階部分左右には仁王像が鎮座しており、2階部分からは大昔海が遠望できたそうです。

山門をくぐると境内ですが、本堂にいたる階段までの間に干支の守り本尊を祀る塔頭寺院が建ち並んでいます。

塔頭寺院群を過ぎると階段に到達するのですが、このお寺最初にも書きましたが安産祈願で有名で、腹帯を受けられるとあって、妊婦さんの参拝が多いのです。

なので、このようにエスカレーターが設置されております。

1基目のエスカレーターを上った正面に五百羅漢堂があります。
お釈迦さまとそのお弟子である羅漢さまの像が五百体以上祀られるお堂です。

本堂に至る2基目のエスカレーターに乗る前に、羅漢堂と反対側に進んでいくとこの大黒堂があります。
七福神の一柱で、財福の神さまである大黒天をお祀りしているお堂です。

大黒堂のすぐ隣にある石の櫃(からと)
寺伝では十四代仲哀天皇の先后大仲姫がこちらに埋葬されたと言われます。

2基目のエスカレーター横にある閻魔堂です。
このお堂には閻魔大王と十王が祀られています。

2基目のエスカレーターを上ると本堂が目の前です。

ご詠歌:野をもすぎ 里をもゆきて 中山の 寺へ参るは 後の世のため

本堂の隣には護摩堂があります。
不動明王をはじめとする五大明王が祀られているお堂で、近畿三十六不動霊場の札所の一つに数えられています。

護摩堂の隣には開山堂(聖徳太子堂)があります。

本堂のお隣、護摩堂の反対側には阿弥陀堂があります。

亥の子地蔵

阿弥陀堂からさらに奥に進むとこの絵馬堂があります。
ここは参詣者が自由に休憩できるお堂だそうです。

護摩堂まで戻り、護摩堂横の階段(もしくはエレベーター)でもう一段上に上がると五重塔があります。
平成二十九年に再建されたばかりのため青色も鮮やかです。

五重塔のすぐ横に大師堂があります。

大師堂からも見える大きな建物が大願塔です。
大日如来がお祀りされています。

大願塔の横にあるのが鎮守社です。
恵比須神が祀られています。

境内は結構広く、ゆっくり回ると割と時間がかかります。
ちなみに納経所は最初に出てきた1基目のエスカレータのあたりにあります。

 

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