27番札所 書写山 圓教寺(兵庫県)その1

今回は27番の書写山圓教寺、前半の奥の院までです。
圓教寺は渡辺謙の「ラストサムライ」や大泉洋の「駆け込み女と駆け出し男」のロケ地としても有名なお寺です。
アクセスは前回の一乗寺と同じく姫路駅より神姫バスで行きます。「書写ロープウェイ行」で終点まで行き、そこからロープウェイで山上まで上がります。

圓教寺は入山料500円の他、特別志納金500円を納めると山上駅から摩尼殿の往復をマイクロバスで移動できます。
ただし、山上駅から摩尼殿までの間(約1キロ)に西国三十三観音像が配置されており、仁王門や壽量院、十妙院がありますので、歩くのもいいかもです。

今回僕は特別志納金を納めて往路だけマイクロバスにお世話になろうと思います。

というわけで、バスで摩尼殿の下まで一気に進んできました。
ここから石段で摩尼殿へ。
ちなみに摩尼殿のマニとは如意(自分の思い通りになる事)の事だそうです。
納経もここで。

ご詠歌:はるばると登れば書寫の山おろし 松のひびきも御法(みのり)なるらん

しばらく山の中を歩き、次に到着したのが「圓教寺三之堂」です。

ここは、「大講堂」「食堂」「常行堂」の三堂の事で、写真のようにコの字に並んでいることから「みつのどう」と呼ばれています。

まずは「大講堂」。圓教寺の本堂にあたる場所で修行の中心の堂です。

次に「食堂」3枚目の写真の場所は今は写経の机とかが並んでますが、ラストサムライで渡辺謙とトム・クルーズが初対面するシーンの場所です。
ちなみに「じきどう」と読み、修行僧の寝食の場所になります。※今は展示場みたいですけどね。

最後に「常行堂」でここは「常行三昧」をするための道場。
ちなみに常行三昧とは、ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行の事を言います。

奥の院にやってきました。
不動堂の隣に護法堂があります。
写真2枚目が「不動堂」3枚目が「乙天社」4枚目が「若天社」です。

こちらは「護法堂 拝殿」です。
奥之院の広場を挟んで護法堂と向かい合って建っています。

前半最後は「開山堂」です。
圓教寺開山の性空上人をまつる堂で、灯明が燃え続け朝夕欠かさず勤行がおこなわれている圓教寺奥之院の中心のお堂だそうです。

33か所札所は広い敷地のお寺が割と多く、ここ圓教寺もかなり広いです。
というわけで後半は次回に~

次回 27番札所 書写山 圓教寺(兵庫県)その2